私の言葉ゆうえんち

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カテゴリ: 父の肺がん騒動記①~⑬

今月初めから旦那の父(義父)が肺がんに糖尿病を併発して入院しています。
入院した当初は500ccのペットボトルに5本ほど水を抜き・・・
手術が出来ないので、水を抜いたあと放射線治療をする予定だったのですが結局出来なくて、現在抗がん治療中。

しかしこの土曜日には退院するとの事で、今日義母が主治医に話を聞いて来たと本家に隣接している我が家にやって来ました。

話を聞いてみると、血液の状態???もいいし、あとは家でインシュリンを打って食事制限をしなさいとの事。
あと、「癌」のほうは薬が効かなくなったら仕方がないと言われたそうで、月に一回は注射をしに来なさいと言われたそうです。

私が義母に、「薬って、抗がん剤をしていくん?」って訪ねたら、
「いやもう入院はせんでもえ~って言うたけん抗がん剤はせんやろ」との事。

「癌」に対しては無治療ってことなのか?
いや、よく聞いてみると抗がん剤は入院してするものと思っているらしい。
なので、今後はどんな治療をするのかは不明。


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「麻花さん、今日先生に聞いて来たけんな!」って、
何とも勇ましくやって来た割には一体何を聞いてきたのかよく解らんです

私としては糖尿病だし抗がん剤治療をして体力が持つんだろうか?と心配し、旦那に主治医と一度話をする様に勧めていたのですが、
「俺が聞いても解らん」って言うので、近々私が聞く事(・・・と言うか、治療のお願い)になっていた矢先の出来事でした。

旦那も「もうえんとちゃうん」って言うし、今後は義父の様子を見ていくしかない様です。
案外、長生き出来るかもしれないし、私の癌のせいで先延ばしになっていた旦那の両親を連れての旅行は是非行って欲しい。

それにはやっぱり生活のQOLは落とさない様な治療をしてもらいたいと思ってます。
余生は楽しく過ごして欲しいですから。

ここのところすっかり体調が良くない義父は、二つ離れた部屋を隔てたトイレに行くのも息が苦しくて、ほぼ寝室のクーラーのかかった部屋から殆ど出ることがない。

つい一か月前だろうか?息子が来年の二月に子供が生まれると連絡をしてきたので義父に伝えると、「ほんまか楽しみやの」と、それこそ飛び上がって・・・、そう、実際には飛び上がるほどの元気は無いものの身体じゅうで喜びを表現したもんだ。

あれから義父の「QOL」はどんどん下がる一方で、先日は盆にも帰って来なかった息子に、「○○○さん(嫁)が体調が悪いんなら別に無理して帰って来んでもえ~、けどお前ひとりででも帰って来れるだろ?」と旦那が電話をした次第。

昨年の五月に結婚した息子とは結婚式以来顔も見てはいない。
いつだったか、蒲鉾と生うどんを送ったが届いているや否や
息子というもんは結婚したらそんなもんなんかな?と。

ま、そんな事は今の私の生活になんら関係が無いのでどっちでも良いのだけれど、気になるのは義父の病の程度。
旦那をはじめ、義父も義母も、「癌」に対する知識を得ようともせず、何もかもドクター任せの治療で、イザこんなにも弱ってきたらやっと旦那も気になり始めた様で・・・
私が「年齢的にも抗がん剤はキツいんじゃないかな?糖尿病もあるし、このまま寝たり起きたりで外にも出られず弱って死んでいくんはあまりにも酷い。抗がん剤考えたほうがいいんじゃないん?」と言ってみた。

そうしたら、私が抗がん剤中にあれだけ「えらいえらい言われてもな~、抗がん剤止めたら?」って軽く言ってた旦那も自分の親の事になるとそうも簡単には決められない様で感情的に突っかかってくる有様。

所詮夫婦は他人事でしか見れないのは解る、けど「癌」とは縁遠い旦那にとっては抗がん剤の辛さとか、抗がん剤の効果を期待しての治療なのか、単にエビデンスに沿った治療なのかの見極めもしようとしない姿勢が気になる。

一度ドクターに会って今現在の状態とか、素直な疑問をぶつけることは別にあつかましい事ではないと思うけど、旦那にしてみたら「そんな患者はうっとおしい思われる」と言う。
自分が癌になった事がないから、それほど生死に関する実感も薄く、情が先に立つのかもしれない。
とにかくドクターの機嫌を損ねない様に言われた通りの治療をしていれば良いという昔風の考えと、病に関する無知さは一緒に話をしていても腹が立つ。

それこそあまりにも無知な老人相手に、儲かる抗がん剤さえしていれば一年や二年は生きられると騙されて受けているかも知れないという事もある訳で、現に実際抗がん剤を受けてQOLがある程度保たれて近所の散歩にでも行けるのならまだ話は別。

それが、トイレに行くのも苦しい状態で、なんとか車に乗り込みアクセルを踏んでる。
そんな状態で病院に出向き抗がん剤を受けドクターと話は出来るのだから、ドクターから見ればある程度のQOLは保たれているのだろうと感じてもおかしくはないだろ?って思う。

そういえば職場に杖を突いた老人がやってきて、椅子に座ったものの立ち上がれなくて手を貸してあげた事がある。
タクシーを呼ぼうかと尋ねたら、「車で来てるから」と言う。
てっきり、息子か娘に乗せてきてもらったもんだと思い受付に戻り、それからしばらくしてふと外の駐車場を眺めたら、何とその老人が車を運転して帰っているではないか。
あれには本当にビックリしたもんだけれど、現にそんな老人でさえ運転は出来るんだから。

義母が「長生きしますか~」とドクターに尋ねたら、ハハハと笑われたそうで。
それって何?。。。。。ごまかして治療?
血液検査もしてるだろうに、ど~せ説明しても解らんだろ?思って患者に説明もしないんだろう。

本当は患者の家族がもっと医者に疑問や不満をぶつけるといいのだと思う。
大事な人を助けるにはそれなりの知識も得て、正しくも間違いも、患者の意思で治療を行えば問題は起きないように思う。

とにかく楽にしてやってくれや!思う12securedownload.gif


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 酢タマネギいっぱい作りました。
お昼にダシ巻き卵にのせて食べました。。
豆腐とか、焼き魚とか、から揚げに乗せてもおいしいよ~

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結局のところ、義父は火曜日の外来で抗がん剤を受け来月(15日)の外来では「なんかに入る」と言う義母の言う検査をするとの事。

「なんかに入る」と言うくらいなので、CTかな?とは思うのですが、老夫婦二人とも何の検査をするのかも解っていない様子。
表情もなく言動もおかしいので、もしかしたら頭のほうかもしれません。

私は今、インフォームド・コンセントが精神状態の不安定な患者や情報の理解できない家族に対してどう行われるのだろうかと不安に感じています。

義父はこの一か月で急に容態が変化しているので旦那が主治医と早めに話をしたい旨を伝えると、来月の検査が終わってからしますと言われたそうなので、その時には私たち夫婦で医師から病状等の説明を受ける予定です。

それにしても、先月(7/18)に息子からメールで子供が来年2月に出来るという連絡があり、7/21日にそれを義父に伝えた時には会話も普通に出来てハッキリしていたのに、ほんとにここまで坂道を転がるように悪くなるとは思いもしなかったので、私たち夫婦も心の準備をしていなくて戸惑ってます。

歩くのもままならないので今回の外来は自分で運転は出来ず、院内も車いすでの移動となった様です。
介護認定の手続きもするよう促されていますので早速、主治医に意見書をお願いする次第。

また、来月の義父の外来の日は私も午後から心臓の検査が入っているのだけど、午前中に義父の病院へ付き添うつもりです。


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うちは今月の終わりからリフォームが始まるし、私自身、予定が詰まっていて忙しい日々を送ることになりそう。
リフォームは、屋根と壁、そしてお風呂のほうもする事にしました。

27歳の時に建てた家なので、おそらくローンも終わるんだなと思います。
家計の事は全くタッチしていないので解りませんが 

一か月前から坂を転げ落ちるように体調が悪くなった義父は、火曜日(25日)に抗がん剤を受けて帰ってから日に日に容態が悪化し、トイレもそこいらじゅうでする様になり、ついに金曜日(28日)には急に足が立たなくなりました。

呼吸、咳の状態も悪く救急車で病院へ行った義父は肺がんが脳へ転移をしていました。
ICUでいったん落ち着いたところで一旦家に戻った家族に病院から容態が急変したと呼び出しの電話、危険な状態だとの事で駆け付けたのですが着いた頃には何とか乗り切り症状は安定していました。

そこで初めて義父の主治医と対面した私たちは義父の病気の状態を聞き、事の重大さからして何故最初の時点で私たちに病気の状態や治療の説明をしてくれなかったのか?と。
また、十分な理解をしていない老夫婦に医師の一方的で勝手な治療をして良いものだろうか?
インフォームド・コンセントの重大さ、機能が働いていないのではないのか?とか。

前日の木曜日(27日)にはインシュリンの測定器を無くしたというので病院へ出かけ、薬剤師の方に注射の打ち方や血糖値の測定の仕方を聞いた私は、薬剤師の方が確認してくれたカルテから注射の量が間違っていた事。

腫瘍マーカー(CEA)も1000は軽く超えている状態で、最後の数値は1500超え、義母が痴呆症状を訴えていたにもかかわらず、15日の検査は肺のCTの予定だった事など。
まったくいい加減な流れ作業な診察で、患者の断片的な健康状態だけを見て判断し抗がん剤を受けさせ帰した事。

その他いろいろと、言いたいことは沢山あったのですが、もう今更脳に転移をしていると知らされ、手術も出来ず、いつ痙攣や呼吸停止が起きるかも解らないので最期の逝かせ方はどうしますか?との主治医の言葉で、もう長くはないことを知り落胆しました。
それと同時にますます医療機関、医者に対しての不信感は募るばかり。

木曜日(27日)に病院へ出向いた際に、病院の地域連携、がん支援センターで義父の痴呆症状の事やら相談をしたものの、結局は支援センターも大して役に立たず、家に戻って役場に電話して介護認定が下りる前に何かサービスは受けられないだろうかと問い合わせをしてみたら、包括支援センターを紹介され、早速出向いたものの介護施設に問い合わせてみろと言う有様。

あちこちとほんと疲れてしまった。。。

その翌日には完全に寝たきりとなり、痰も自力で出せない状態で、救急車で病院へ運んでもらったものの徹夜状態みたいなもんで、本当に疲れました。


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おまけに突然いつ逝ってもおかしくない状態の中で、相続の問題が発生。
まさかの義父に、認知した子供が居たという事が知らされ、いったいこの家は何なんだと思う。

ややこしい家だな~ 親子揃って 男連中。

それに認知をするのは妻に内緒で出来るため、事実を初めて知らされた義母も部屋じゅうのオシッコ掃除やらで疲れ果ててグッタリな様子。
「もう私やお父さんの世話やしたくないんで~」と。。。気持ちは解ります。

今日は大阪から息子が帰ってきて、義父と対面したのですが、今日は意識がハッキリして息子や孫も認識。
脳の癌のまわりのむくみを取る点滴を受けているせいか、よく話してました。

相変わらず、痰は自分では排出できないので詰まらないように時々吸引してもらってますが、それがすごく苦しいので看護師さんに「痰は出よる」とウソをつくそうです

予断を許さない状態でいつ電話がかかってくるか解りませんし、もしかしたら病院に着いた時にはもう息を引き取っているかもしれません。
そういう事も覚悟して、しばらくは忙しいかな~

出来る限りの事はしてあげようと思ってます。

あれだけ救急で運ばれた時に・・・
「残念ながら、癌が脳に転移しています。抗がん剤は脳には効かないので放射線の治療になると思います」
と言っておきながら、月曜日のMRIの検査では脳転移ではなく脳梗塞でしたって、あまりにもトントンカンな説明で開いた口が塞がらないとはこ~言う事なんだと

どっちみち予断を許さない状態には変わりはないし、あと2~3ケ月から半年。
一年とは言えないとの事なのですが、救急で撮ったCTを見て判断が付かないのなら、脳に転移している可能性があるので月曜日に詳しく調べましょうと言ってくれればいいのに

「脳転移と、脳梗塞の違いは解らないのですか?」と聞くと、「今日調べて解りました」と言うし。
救急の時に脳転移だと言った主治医のサブのドクターはちょっと後ろでふてくされてるし、ほんとにいい加減な診断で家族に対しての配慮や慎重さが足りないっていうか・・・
子供みたいなドクターばっかりで本当に困る

ただでさえ、我が家は義父に認知していた子供が居てテレビドラマの様な展開になって、旦那は自分が一人っ子だと信じてたから父の財産はすべて自分のもんだと思い込んでいて、今私ら夫婦が住んでいる土地も義父名義のまんまだし。

あれほど義父が元気な頃に旦那に名義変更しろと促していたにも関わらず、「放っておいても最後は俺のもんやけん」って名義変更してないから、義父が亡くなったらここの土地の1/4は認知された人のもんだし。

おまけにうちの旦那も偉そうに「出ていけ、出ていけ」って私に言ってたけど、自分だけの土地じゃないじゃ~ん。
ちょっと、ざまーみろな感じ。

義母も、旦那がくも膜下出血で倒れた時に女が居て私が相当落ち込んでいる時に、「○○(息子)は女を惹きつけるもん持っとるけんな」って、シラ~っと言い放ったけど、自分の旦那なんか認知までしてるやん

それでも妻の立場は守られてるから財産の半分は確保されてるし、今更の事だけに他人事みたいな感じで事の重要さを理解していない。
それこそ認知された子供の権利とかもよく解ってないから、慌てふためいてるのは旦那だけ。

ま、私には相続やら関係ないけど、ぶっちゃけこんな事をきっかけに変にしがらみが出来るのがうっとおしい。
急に「兄さん、兄さん」なんて来られても仲良くなんかせんし~


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義父にはお世話になっているし、息子もすごく大事にしてもらってるし、そのうえ孫(ひい孫)まで大事にしてもらってるんで感謝をしています。

今は痛みとかも無くて自分の状況もよく解ってないし義父も幸せなのかもしれません。
それだけでも家族にとっては救いだと思ってます。
痛い、苦しむのを見るのは辛いですもんね。

しかし。。。
まさか自分の家がドラマのような展開になるとはね、主役は誰やねんな状態なんですわ

しかも私、結構疲れてますぅ~~~

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